その2午前8時、朝食。全く問題なく全部平らげる。 午前9時、再び内診。 内診台ではなく、陣痛室のベッドでしたため、うまく内診できなかった様子。 痛いばかりで、全く子宮口に手が届かなかったため内診断念。 「まだまだみたいだし、大丈夫よね。次回は内診台で内診しましょうね」 と、測定できないまま放っておかれる。 「まだまだですから、おかあさんも一度帰ったまたいらしたら?」 と看護士さんにも言われたので、実母は一度家へ帰ることに。 その後ひたすらパパと陣痛室のテレビを見て暇つぶし。 お昼頃からお腹だか腰だかが”キュ~ッ”となるような痛みに変化。 間隔は10~20分とばらつきが。 痛い時間は5~10秒くらいのもの。 それでもご飯を食べたり、誰かが来たりして意識がそっちに集中すると忘れてしまうほどのものだった。 夕方頃からようやく7~8分間隔になってきて、19時頃から痛い時間も長くなってきた。 痛い時間は30~40秒くらいだろうか。 その間はテレビも見られないくらいに。 夕食も出たが、痛くてもうあんまり食べたくなかった。 骨盤が割れるみたいに痛い。 パパに頼んで腰の指圧開始。 でも親指での指圧はなんだか頼りなくて、ベッドの横に腰掛けてもらい、足でおしりの辺りをグイグイ押してもらった。 陣痛の間はもう、喋るのもしんどかった。 それでも陣痛間隔は縮まらない。 7~8分間隔のまま痛みも痛い時間もどんどん増す一方。 テレビ番組を見て笑いながら足でマッサージするパパに腹を立て、 「痛いんだから黙っとけ」 と八つ当たりをする。 実際テレビに集中しながらマッサージをすると、ポイントも微妙にズレるのだ。 陣痛の最中にポイントがずれていることを指摘することもできないくらい、とにかく痛い。 夕方頃に再び病院へ戻ってきた実母も、間隔が全く縮まらないのでお産は明日と決め込んで、「明日の朝また来るから」と言い残して帰ってしまった。 私もパパが思ったより頑張ってマッサージしてくれるし、途中から陣痛間隔の記録どころではなくなった私の代わりに、ノートに記録してくれたりするので安心だった。 午後21時、NST。 その間も陣痛を耐えるのが辛くて、いつもは仰向けでやるのに、横向きにさせてもらって陣痛の間はパパが足で指圧。 相変わらず間隔は6~8分。 でも痛くて痛くて、看護士さんに「痛い~」と弱音を吐いた。 初産の場合、陣痛からお産が開始したら5分間隔になるまで自宅待機なのだ。 こんなに痛いのに、まだまだ他の初産の人の”入院時期”にもなっていないなんて。 この痛みの間隔を縫って自宅から病院(しかも夜間通路口から遠く離れた4階まで)まで移動するなんて絶対無理!! 私ってこんなに痛みに弱かったっけ? 誰かが『陣痛は生理痛のひどい感じ』って言ってたから、生理痛がひどい方の私は余裕♪って思ってたけど、とんでもないじゃん!! っていうか、看護士さんって初産なのにこんなに来てくれないモンなの? 午後23時頃、やっと5分間隔。 呼吸法も辛くなってきて、『フー、フー』と息を整えられず、声だけ「フー!、フー!」と言ってしまう。 パパも私も眠気の限界。 陣痛の合間に意識が飛ぶ。 それでも私が「フー!、フィー!」と言い始めると、パパも起きて腰を指圧。 (足で押すのから、手で押してもらうのに変更してもらった) 隣りの陣痛室は大安産の方が入れ替わり立ち代り出産した様子。 今日で3回目の産声を聞いた。 周りもざわざわ。 めでたいのはわかる、でも隣りでこんなにうんうん言ってるのに…。 しかも今日で3回も(T^T) 「おめでとう!!でもうるさーい(訳:うらやましい~!)!」って言ってやりたかった。 もちろんそんなことを言う気力はなかったけど。。 11日中に出産できちゃったりして…なんて淡い期待は崩れ去り、休日夜間でしかも出産ラッシュのため看護士さんにも見放され、とうとう12日に突入。。 →その3へ ジャンル別一覧
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